こんばんは、マナウサです(^^)
本日、このようなニュースが流れました。
『アリババが日本にマスク寄付 恩返しに100万枚』
中国のインターネット通販最大手アリババグループは2日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、日本にマスク100万枚を寄付すると発表した。中国で医療物資が不足していた時期に日本からマスクや防護服が送られた恩返しという。
マスクは3日に日本に届く予定。医療機関の支援を行う日本の団体が、マスクを必要とする医療現場に配布するという。マスクはアリババ創業者の馬雲氏が設立した基金などが調達した。
東京新聞WEB版より引用
これだけ見れば、アラビアンナイトの世界みたいですね(笑)
しかも、100万枚という、とんでもない数をポンッと寄付してくれるカッコよさ!
花粉症で悩まされている私にとって、マスクの有無は死活問題なので、神様のように見えます!(笑)
今回は、そんな神様のようなアリババについて調べてみました☆彡
アリババってどんな会社?
中国(中華人民共和国)の浙江省杭州市浜江区に本社を置くIT系の企業で、5つの子会社を保有しています。
1999年3月の創立以来、企業間電子商取引のオンラインマーケットを運営していて、240の国と地域に5340万以上の会員がいます。
日本では『アリババ』『アリババグループ』として認識・紹介される事が多いです。
正式名称は、『阿里巴巴集团』
英語表記だと『Alibaba Group Holding Limited』
と表記されます。
下記の2つを含め、様々な分野で多くの事業を行っています。
アリババドットコム Alibaba.com
世界貿易B2Bのオンライン・マーケットプレイス。
製品を持った企業(サプライヤー)がAlibaba.com上に自社のページを持ち、製品を掲載することで、世界のバイヤーへ自社製品を紹介、新たな取引先を世界中から探すことができる。
広告媒体、マーケティングツールとしても活用することが可能。
世界中の企業と情報交流を行うことで、世界に対してマーケティングリサーチを行うことができる。
同業他社の価格や製品の品質などの情報を収集し自社の製品に反映したり、バイヤーとのコミュニケーションを通して新たな製品の開発のための意見を集めることができる。
バイヤー企業は掲載されている製品を検索し、仕入れたい製品を見つけた際に、サプライヤー企業へサイト内のチャット機能、電子メールなどを利用して問い合わせを行う。
その後、双方での取引交渉を経て、製品を売買する。
インターネットを利用することで世界間で企業同士のマッチングができ、商社を通さずに輸出入を行うことができるため、中小企業の世界販路開拓支援を行っているサイト。
アクセス数は月間60億PVを超え、そのうちの大多数が中国その他の主要製造国の売り手をサーチし取引を行う世界のバイヤーと輸入業者。
アリババ国際サイトは、240余りの国家と地域から1,492万以上の登録ユーザーを保持している。
Wikipediaより引用
Alipay アリペイ (支付宝)
2003年にサービス開始。
中国消費者向けオンライン支払いサービス最大手。
2017年の会員数4.5億人以上。
オンライン決済のほか、実店舗でのスマートフォン決済サービス、公共料金の支払いなどにも利用されている。
2017年の春節には日本国内でも約2万店で利用可能となった。
Wikipediaより引用
アリババの歴史
創業:1999年3月
企業間電子商取引をサポートするマッチングサイト『アリババドットコム』が多くの会員を集めて瞬く間に急成長する。
その後、検索サイト『Yahoo!中国』、電子商取引サイト『淘宝網 (Taobao.com)』など、多くの大手企業を買収し、新たな会社も多数設立して傘下に収める。
その際、『アメリカYahoo!』がアリババの株を多数保有し、筆頭株主となる。
2007年11月 『アリババ・ドットコム』を香港証券取引所のメインボードに上場。
2012年6月 アリババ・グループによる株式公開買付けにより、香港証券取引所の上場を廃止。
2014年 ニューヨーク証券取引所に上場し、250億ドルという当時史上最大のIPOとして話題を呼んだ。
2015年 スポーツ事業にも乗り出し、トヨタ自動車に代わり2022年までの8年契約でFIFAクラブワールドカップの冠スポンサーに就く。
2018年~2028年までの10年契約で、国際オリンピック委員会 (IOC)の13社目のワールドワイドパートナーとなる。
子会社の『アリスポーツ』は『eスポーツ』の振興に力を入れており、アジアオリンピック評議会(OCA)と提携して中国で行われる2022年アジア競技大会でメダル種目にすることを発表し、独自大会ではワールド・エレクトロニック・スポーツ・ゲームズ(英語版)も主催している。
電子決済でのシェアで、中国国内屈指のシェアを獲得。
2016年4月 東南アジアのEコマース最大手ラザダグループを買収。
2016年 3月期の決算で、傘下のサイトで売り買いされた流通総額は前年比27%増の4850億米ドル (約51.9兆円)だった。米ウォルマート、米コストコ、仏カルフールを上回り、初めて世界最大の小売企業・流通企業となった。
時価総額ではテンセントを抜いてアジア最大の企業になった。
2019年 香港証券取引所に株式上場。
Wikipediaより一部 引用
アリババの総資産や最新の売上や株価など
総資産
2016年のデータですが
純利益 (7兆円以上)
総資産 (36兆円以上)
売上
2019年10~12月期決算
営業利益が前年同期比48%増の395億元(約6200億円)
純利益は58%増の523億元(8112億円)
株価
直近5年間で約3倍に成長しています。
直近は 210ドル前後 で推移しています。
創業者はどんな人? 経歴や資産など
創業者:『馬雲』(ば うん) 英語名は『ジャック・マー』
出 身:浙江省杭州市出身。
学 歴:杭州師範大学(現、長江商学院) 卒業。
別 名:その風貌から『宇宙人』と呼ばれる事もあり、本人もジョークのネタにしている
友 人:ソフトバンク会長『孫正義』、アメリカヤフー創業者『ジェリー・ヤン』
座右の銘:『永遠不放棄』(中国語で「絶対に諦めない」の意味)
名 言:『瞬間的な情熱は無意味である。持続できる情熱だけがビジネスになる』
経 歴:
中学・高校と成績はあまり優秀ではなく、大学進学を諦めて『三輪自動車の運転手』となった。
その後『人生』(著者:路遥)という本に出会い、再度 大学進学を目指して努力する。
1988年 『杭州師範学院』(現、杭州師範大学)英語科を卒業。
1988年~1995年 『杭州電子工業大学』(現、杭州電子科技大学)にて講師として英語、国際貿易を教える。
1995年 アメリカで出会った『インターネット』にヒントを得て、中国初のビジネス情報発信サイト『中国イエローページ』を開設する。
1998年~1999年 政府機関の一つ、『中国国際電子商務中心』に所属し、中国インターネット商品取引市場を開発する。
1999年 同商務中心を辞職し、杭州に研究開発センターを設立。9月に香港を本部とする『アリババネット』を創業する。同社はeコマース、特にB2Bを開拓。
現在、アリババは世界最大のB2Bサイトの一つである。
2005年8月 『中国ヤフー』を買収し会長に就任。
2007年 ソフトバンク(現・ソフトバンクグループ)取締役に就任。
2016年~2018年 アジアNo1の大富豪となる。
2016年 ビル・ゲイツらとともに『ブレイクスルー・エネルギー・コアリション』の設立に加わる。
2017年 トランプタワーを訪れ、ソフトバンクの孫正義に続いて海外のIT企業経営者としては2人目のドナルド・トランプ次期アメリカ合衆国大統領の会談相手となる。馬はトランプの側近『ジャレッド・クシュナー』と親しかったことから実現し、孫正義の会談の際も仲介を行ったとされる。(孫正義との交流は深く、互いにそれぞれの企業の取締役を兼任した)
2018年9月10日 アリババ会長の職を翌2019年に退き、張勇(英語版)(ダニエル・チャン)CEOを後継に据えると表明。
2019年9月10日 55歳の誕生日に会長職を引退し、現在に至る。
純資産は、
2019年の長者番付のデータによると 『4兆2958億円』
とんでもない額ですね(^^;)
ちなみに1位はアマゾンの創業者で、『約16兆3572円』だそうです(笑)
アリババがマスクを寄付した理由は?
アリババの創業者、馬雲(ジャック・マー)氏の発表によると
『かつて全力で助けてくれた友が、我々と同じ困難に直面している。
日本は大変な状況だ。
これらは我々は全て経験したばかりで、我々は何をすべきかを知っている』
との事です。
マスクは3日に日本に届く予定。
医療機関の支援を行う日本の団体が、マスクを必要とする医療現場に配布。。
マスクはアリババ創業者の馬雲(ジャック・マー)氏が設立した基金などが調達したそうです。
『助けてくれた』というのは、以前 自民党幹事長の『二階俊博』さんが中国に多数のマスクや防護服を送った事です。
馬雲(ジャック・マー)氏のメッセージ
『今回の困難は我々の想像よりも厳しいものかもしれない。
けれども多くのことを教えてくれた。
何を諦め、何を尊び、何を永遠に記憶にとどめるかということだ。
青山一道、同担風雨。全てが良くなることを信じよう。』
YAHOOニュースより引用
メッセージの後半には、困難をともに背負うという意味の
「青山一道、同担風雨」という漢詩も添えられていました。
これは日本からかつて送られた支援物資の入った箱に
「山川異域、風月同天(住む場所は違ってもつながっている)」
などの漢詩が添えられ、中国人の間で話題になったことが理由と思われます。
アリババ創業者ジャック・マーが日本にマスク100万枚を寄付!どんな会社?社長や株価と資産など まとめ
以前、自民党幹事長の『二階俊博』さんが中国に多数のマスクや防護服を送った際、『日本人よりも中国を優先するのか!』といった意見もありました。
マスクが不足している現在では、その意見も間違っていません。
ですが、中国への支援の結果 このような形で『日本の行動に対する感謝と返礼』が、国際的なニュースとして世界中に流れる結果となりました。
この事は、日本・中国間の関係にとっても良い方向に進むと思われます☆彡
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。(^^)
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