田沢ルールはなぜ廃止に?独占禁止法が適用外だった理由まとめ

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こんばんは、マナウサです。

本日、野球界にまた大きなニュースが発表されました!

海外へ挑戦する選手のネックとなっていた『田沢ルール』がついに撤廃されました!

今回は、何故『田沢ルール』が撤廃される事になったのか、どうして今まで独占禁止法の適用外だったのかなどをまとめました!

田沢ルールが撤廃になった理由

田沢ルールの生まれた経緯

田沢ルール』が生まれた経緯は、2008年に起こった問題『通称:田沢問題』がきっかけです。

2008年に当時『新日本石油ENEOS』に所属し、ドラフト1位候補だった『田沢純一』選手が9月11日に開かれた記者会見で『メジャーリーグ挑戦の意思』を表明しました。

同時に日本プロ野球(NPB)の12球団宛にドラフト指名を見送るよう求める文書を送付しました。

 

従来、日本プロ野球(NPB)/メジャーリーグ(MLB)の間には、

『互いの国のドラフト候補選手とは交渉しないという紳士協定』がありましたが、『田沢純一』選手本人が望んでいたので、これを阻害することは職業選択の自由に反するため、この例外となりました。

 

そして大リーグの『レッドソックス』と直接契約したのですが、この事が非常に問題視されました。

有望な若手選手が海外に流れ、日本プロ野球界の空洞化を懸念する声が高まり、12球団の話し合いにより生まれたルールが『田沢ルール』です。

田沢ルールの内容

ドラフト指名を拒否して、海外のプロ球団と契約した選手は、海外球団を退団した後も、一定期間(高卒選手は3年間、大学・社会人出身は2年間)は国内プロ野球球団(NPB球団)と契約することはできない、という内容です。

まあ、簡単に言えば

『海外行かずに、日本で活躍してよ!』

という事ですが、メジャーを目指している選手にとってはとてつもない効力を発揮します!

万が一、うまく活躍できない、又はケガなどで契約を切られて国内に帰って来ても、すぐには活躍できず、長期間 現役を離れる事は野球選手にとっては死活問題です!

撤廃になった理由

野球ファンの中では『田沢ルール』に対しては賛否両論でしたが、どちらかと言うと『撤廃すべき!』という意見の方が多かったように感じられます。

2012年頃、12球団の中でも『撤廃』を求める声が上がり始め、2020年8月に『日本プロ野球選手会』が改めて撤廃を要望しました。

それに対し、日本野球機構(NPB)の『井原敦事務局長』が

「当時と比べ(日本球界の)育成環境が格段に整備され、米国のマイナーに所属するよりも、待遇、練習環境の面ではるかに良い条件という評価がアマチュア球界で定着した」

と発表し、『田沢ルール』撤廃が決定しました!

田沢ルールが独占禁止法の適用外だった理由

日本プロ野球選手会』はこのように『田沢ルール』撤廃を求めていました。

NPBは、選手会に対して、このルール設定について、将来のNPBを背負う優秀な選手が海外に流出するのを防ぐため、やむを得ない措置だと説明しています。
もちろん選手会も優秀な選手がNPBに入ってきてくれることを望んでいますが、NPBが導入したこの復帰制限ルールは、プロ野球選手が、日本のプロ野球球団と契約し、年俸を得るという経済活動を著しく制限することから、独占禁止法上明らかに違法であり、選手会は、NPBに対して、このルールの撤廃を求めています。

日本プロ野球選手会 公式サイトより引用

独占禁止法』(独禁法)は、競争を健全化するための法律です。

たとえば談合のような事前の取り決めをされてしまえば、誰も競争しなくなれば、全体の力が衰えて経済まで落ちてしまいます。

競争』は資本主義社会においては必要不可欠なものであり、それもあって別名『競争法』とも呼ばれています。

 

では、どうして『独占禁止法』が適用されなかったのか?

それは、『田沢ルール』が明文化されたルールではなく、あくまで12球団内の申し合わせによる『口約束』、『暗黙のルール』状態だったからです。

『田澤ルール』は『独占禁止法』に抵触することをNPBも分かっているから書面に残していなかったのです。

まあ、プロ野球界も権力を持ってる方々に逆らえない縦社会なので、仕方ないと言えば仕方ないのでしょうが、何とも言えません。(--;)

田沢ルールについてまとめ

今回の『田沢ルール』の撤廃は今後の日本野球界全体において大きな意味があります。

元プロ野球選手で、レッドソックスで共にプレーした『上原浩治』氏など、多くの方もエールのコメントを発表しています。

この件をきっかけに、選手の意志が優先される、更なる開かれた野球界になっていく事を願います。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。(^^)

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